駿河湾に向けて独特な形で延びる御浜岬に囲まれた戸田港を中心に、古くから漁業のまちとして栄えてきた沼津市戸田。
エリア内の各地から海ごしに望む世界遺産・富士山の絶景や、四季豊かな景観の数々、
そして駿河湾から水揚げされる世界最大のタカアシガニをはじめ、
他の地域ではめったに食べられない深海魚料理の数々を楽しむことができるなど、多彩な見どころと楽しみが満載です。
煌めきの丘
太陽の位置によっては、海面がキラキラと煌めいて見えるため、命名されたこの丘は、正面に富士山を臨み、駿河湾に沈みゆく夕日も絶景です。
階段をおりると「松江(すんごう)古墳群」が発掘時そのままの姿で保存され、石棺がみられます。出土した装飾品等は戸田造船郷土資料博物館に展示されています。 1月下旬から2月中旬頃にかけて、「井田」の花文字が浮かぶ菜の花畑を見下ろすことができます。井田地区の「明神池」までは、この遊歩道を歩いて約10分です。
出逢い岬
県道沼津土肥線(県道17号線)を井田方面に向かう途中にある外沢海展望地。天然の良港「戸田港」とそれをゆるやかに包む御浜岬。正面は雄大な駿河湾、右手に長い裾野をたなびかせる霊峰・富士山。その全てが一望できる最高のポイントです。春夏秋冬、それぞれの趣をたたえたここからの眺めは、とても言葉では言い尽くせません。ぜひドライブの途中に車を止めて大自然のパノラマをお楽しみ下さい。身障者用のトイレも設置してあります。
瞽女(ごぜ)展望地
戸田を一望できる戸田峠(愛称・霧香峠)の先端にある瞽女(ごぜ)展望地。 瞽女とは,三味線を弾き語る盲目の女旅芸人であり、かつて、この戸田峠の山道で大雪に遭い亡くなった瞽女の冥福を祈るため建てられたのが,この観音像です。 遥か駿河の海を望む景勝地にたつ観音像は、芸道の祖として知られる瞽女を象徴するものとして、古くからこれを拝むと芸事が上達するものとして伝えられています。
碧の丘
碧(みどり)の丘は、舟山地区から戸田方面に向かう途中にあります。
天気がよければ、土肥・堂ヶ島が、はっきりときれいに見えます。
また、駿河湾も一望でき、写真撮影や景色を楽しむにはもってこいの場所です
御浜岬公園
御浜岬公園は、御浜岬のつけ根にあります。その昔,魚群を見張ったといわれる「魚見の松」(村の文化財)などの見事な松が多数存在しています。 平成7年には「都市景観大賞」を受賞しております。御浜岬公園の光まばゆい美しい風景は、旅行者や市民・近隣の皆様の憩いの広場となっております。
また,御浜岬公園には,たくさんの花も開花します。
3~4月頃:桜、6月頃:スカシユリ、7~8月頃:浜木綿(はまゆう)
夕映えの丘
県道沼津土肥線(県道17号線)を井田方面に向かう途中にある外沢海展望地の一つ。天然の良港「戸田港」とそれをゆるやかに包む御浜岬と雄大な駿河湾が一望でき、夕日を見るのに最高のポイントです。春夏秋冬、それぞれの眺めは、とても言葉では言い尽くせません。ぜひドライブの途中に車を止めて大自然のパノラマをお楽しみ下さい。
日露友好の礎を築いた、日本初の洋式帆船「ヘダ号」
「伊豆、四日、地大に震フ、箱根山大イニ震ヒ、(中略)下田港ハ殊ニ甚シク、家屋倒レ。
火起リ、海潮大ニ溢レ、市街是ニ由リテ、悉ク原野トナル。死スル者八十五、海上ノ船舶モ亦大ニ損壊ス」
(『日本災異史』より)
安政元年、秋。全国の広い範囲を襲うマグニチュード8クラスの大地震が、11月4日から5日にかけて発生しました。
後に安政の地震と呼ばれるこの大災害で、家屋倒壊と焼失は数万件、死者は数千人を数えました。
さらに同時に発生した津波は、伊豆半島はもとより広く太平洋沿岸一帯にさらに被害をもたらすなど、日本は歴史に残るほどの壊滅的な打撃を与えられました。
この津波の被害を受けたのは日本だけではありませんでした。
折しも下田の地で日露通好条約締結の交渉に当たっていたロシア使節、プチャーチンの乗艦ディアナ号も、この津波の被害を受け船底が破損したのです。
伊豆地域の被害への対応に東奔西走していた時の代官、江川太郎左衛門英龍は、この座礁したディアナ号の処置にも当たり、ひとまず修理のため、船を戸田に回航することとしましたが、戸田に向かったディアナ号は再び予想外の悪天候に逢い、戸田に入港すること叶わず富士市沖まで流され、またも座礁・沈没してしまったのです。
幸いにもロシア人乗組員およそ400人は地域住民の手によって救助されましたが、残念ながらディアナ号の再びの就航は叶いませんでした。
そこで立ち上がったのが、ディアナ号の代船の建造計画です。ロシア人乗組員によって設計され、戸田と周辺地域の船大工によって製造されたこの日本初の本格西洋式帆船は「戸田号」と名付けられ、プチャーチンを始めとする乗組員がこの戸田号に乗って、無事にロシアへの帰国が実現しました。
以降、ロシアと戸田との間には親密な交流が続いています。
見る・知る・遊ぶ
ディープな戸田をお楽しみあれ!
明神池
周囲約650mの明神池は、真近に海のある地ながら真水(淡水)の沸く池。池の周囲は遊歩道として整備され、休憩所などもあるため、静かでのんびりした田舎の風景そのものの情緒をお楽しみいただけます。
重要文化財松城家住宅
明治初期に戸田の松城兵作が建てた、洋風デザインを取り入れた建物(擬洋風建築)です。松城家は代々廻船業を営んできた旧家です。随所に名工入江長八の漆喰こて絵が配されており、その文化・歴史的価値から、国の重要文化財に指定されています。
井田
井田地区は、周辺に遊歩道が整備され、富士山が眺められる「煌めきの丘」や「明神池」などは観光スポットとしても人気があります。また、横穴式石室の松江古墳があり、古い民家にも石造りの蔵などが残るなど、先祖代々受け継がれてきた「歴史の重み」が感じられます。
戸田造船資料博物館
ディアナ号の遺品やヘダ号の建造記録を中心に、幕末時のロシアと旧戸田村の交流について展示しています。また、松江古墳の出土品等の郷土資料を見ることができます。
駿河湾深海生物館
戸田造船資料博物館に併設されている深海生物館には、駿河湾に生息する深海魚の標本が約300種展示されています。
御浜海水浴場
湾を取り囲むように長く美しい砂浜が続く御浜海水浴場は、戸田を代表するビーチ。湾内なので波も穏やかな上、バラエティ豊かな海上遊具もあり、ファミリーにも大人気です。
はかま滝オートキャンプ場
当キャンプ場は、沼津市の南西に位置している戸田地区、東側に達磨山(980m)があり、その裾の沢脇にあります。西側には駿河湾の戸田港(内海)があり年間を通しての釣り、夏には海水浴でにぎわう沼津の観光名所です。
キャンプ場内は、サイトが分けられており各サイトごと1台の車が直付けでき、中央には池に流れる小さな沢があり、マス釣りが楽しめるなど周辺の自然を活かしたオートキャンプ場です。
利用料金 | オートサイト(AC電源込み)/自動車 5,250円(5,400円) フリーサイト/バイク・自転車・徒歩等 2,100円(2,160円) |
TEL | 0558-94-5055 |
戸田たちばな
戸田はミカンの原種「たちばな」の国内北限の自生地。たちばなは、1,000種以上もあるミカン科の中で、シークヮーサーとともにわずか2種類しかない日本固有野生種で、戸田ではこの果実を使ったお酒やケーキ、ジャムなどが作られています。
戸田塩
戸田地域では1500年以上も前から、海水を利用した塩作りが行われています。地域の人々によってこの伝統製法を再現した手作りの天然塩は、戸田の特産品として「沼津ブランド」にも認定されています。
『ぽんこつポン子』ちゃんは、矢寺圭太先生の漫画で『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて2019年17号から2021年25号まで連載されました。
海辺の町日坂町(沼津市戸田)で、一人で暮らす老人・吉岡の元に、吉岡を心配して息子が勝手に頼んだメイドロボットぽんこつポン子。
ポン子はやることなすこと「ぽんこつ」で周りは振り回されるが、ポン子は町の人達に受け入れられていく様子が描かれています。
矢寺圭太先生が戸田の深海魚コラボで作品を書下ろして頂きました。深海魚コラボ缶バッチやマスク、ハンカチは戸田観光協会で販売しています。